商品ページ:バースデイ・ガール [DVD]
???『バースディ・ガール』をあり得ないスリラーだとお思いだろうか。そのキャストは、もっとすごい。ソフィア役に挑むのはニコール・キッドマン。チェーンスモーカーでマスカラべったりの、ワイルドでセクシーなロシア女性。銀行に勤める独身のイギリス人、ジョン(ベン・チャップリン)がインターネットで注文したメール・オーダー花嫁だ。最初はぎこちない2人の関係。それもそのはず、カタログに保証されていたにもかかわらずソフィアはまったく英語が話せない。ジョンは、彼らの出会いの場となったホームページの信ぴょう性に疑いをもつ。ゴージャスなニコール・キッドマンと、憂いをたたえた瞳を持つベン・チャップリン。しばらくの間、2人で映画がつむぎあげられていく。ソフィアの誕生日に、ソフィアの「従兄弟」と名乗る2人のロシア人が登場するところから物語は動き出す(ロシア人「従兄弟」に扮するのはマチュー・カソヴィッツとヴァンサン・カッセルの2人。カソヴィッツはフランスの映画監督、カッセルは、カソヴィッツ監督の作品や『ジェヴォーダンの獣』で知られる俳優だ)。ジョンの恋人探しは、突如、嘘と破滅の世界へと彼を導くことになる。ジェズ・バターワース監督作品。脚本は、ジェズとトム・バターワース兄弟。重いテンポとキャラクターの肉付けに少し物足りなさを感じるが、『バースディ・ガール』はほかにはない、印象的な映画だ。(Tom Keogh, Amazon.com)